古今趣味集 又は 興好見聞録

映画などを中心に浅い知識の様々な趣味、たまに私の日常。
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バレエ・カンパニー

バレエ・カンパニー
「昔見たよ編」です。原題は[the company]、2003年製作の米独合作映画で監督はロバート・アルトマンです。
粗筋は実在するバレエ団を舞台にその団員たるダンサー達の日常をドキュメンタリータッチに映画化したモノ。ジャンルは青春群像劇と言えばよろしいでしょうか。

①ブチッ
②第三者的な目線のカメラワーク
③「互いに高めあう」といった様な美しいものではない、ライバル演者達の葛藤と青春

私が見たアルトマン作品の中でも独特な作風、即ちアルトマンらしい「真面目が滑稽というエネルギー」が無い。が、全編に流れるフィルムの中で生活している役者たちの日常を覗き見るという点では、老いてなお若々しい感性のアルトマンらしく好印象でした。
一つだけ苦言を呈すれば、尺が足りない。もう少し長尺の方がアルトマン映画として成り立っていたのではないでしょうか。もっと丁寧に「下らない小話」を取り込めば、アルトマンらしい大傑作になっていたでしょう。

さて、私が鑑賞したアルトマン作品は今回で終了です(また、見た時にいつでも書き足します)。羅列すると改めてキューブリックと同様、好きなくせに全然見て無いなあ、というのを実感しました。しかし、「カンザス・シティ」や「相続人」「ボウイ&キーチ」は見た様な気がしたんだけど粗筋や映像を見ると思い出せない、というか見て無いんだろうなぁ。
記憶力の乏しい自分が恨めしい!

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Dr.Tと女たち

DrTと女たち DrTと女たち2
ロバート・アルトマン監督の2000年に製作されたアメリカ映画。リチャード・ギア主演。
粗筋は多くの女性たちに公私共々人気があり、「モテモテ」産婦人科医である優男の話。

①女性たちVS優男
②森本レオの「異文化交流」って強ち間違ってないかも
③嵐があるからテキサスは反対

アルトマン監督にしては纏めきれて無い映画と見受けられました。人と人が交差し過ぎで、メインストーリーに絡んで来ないアルトマンお得意の『本題(伏線)じゃなかったんだ!』と観衆に突っ込ませ、驚かせる「なんちゃってフェイク・サブストーリー」が無かったように思われます。
しかし、この役はリチャード・ギアしかいないでしょうと言う位にはまり役。彼のニヒルな笑みが女性たちを虜にする。しかし、虜にしていると思っているのは彼だけ。『Dr.T』より『女たち』の方が何枚も上手だったんですよね。ああ、怖い怖い。






クッキー・フォーチュン

クッキーフォーチュン2 クッキーフォーチュン
「昔観たよ編」です。ロバート・アルトマン監督の1999年制作のアメリカ映画。「フォーチュン・クッキー」と言う映画が2003年に公開されましたが全くの別物。「クッキー・フォーチュン」は原題が[Cookie's Fortune]であり、主役級(主役と言い切れないのがアルトマンらしいですね。)登場人物カミール(グレン・クローズ)のおばさん役クッキー(パトリシア・ニール)の通称。まさしく「クッキーの運命」といった所。
粗筋は敬虔なカトリック信者であるカミール(グレン・クローズ)が足りない妹のコーラ(ジュリアン・ムーア)とともにある人物の自殺を殺人の現場として偽装する。

①南部の精神的貞操
②南部時間VS[FBI]
③南部警察VS[FBI]

この映画は嫁と二人で観ましたね。嫁は私が面白いよと言って一緒に見た「M★A★S★H マッシュ」が豪く気に入ったらしくアルトマン作品をもっと観てみたいと。そこで今度は私も見た事が無いアルトマン作品の最新作を借りて来て一緒に観ようという事になりました。
観始めたのが平日22:00過ぎ。お互い次の日は仕事。23:00頃には寝たいと思っていましたが嫁が熱中し始めた為、半ば強引に停止ボタンを押して寝る事を強要しました。そしてお互いこの映画の序盤の余韻に浸りながら就寝し(嫁は若干私の行動に呆れてましたが)、翌日。
22:00。準備万端と昨日の展開を思い出しながら再生ボタンを押す。すると、前半以上に「こんな人間いるでしょう」と押し寄せるアルトマン・ワールドに二人とも腹抱えて笑いまくり、登場人物全員が持っている一筋縄で行かない性格を全て把握し、魅力的な人間像を作り上げるアルトマンに感服致しました。
嫁が今まで見た映画で№1作品と形容したように私もその意見に感化されアルトマン作品の中で1番好きな作品です。


ショート・カッツ

ショートカッツ ショートカッツ2
「昔見たよ編」です。ロバートアルトマン監督の1993年10月公開のアメリカ映画。ロサンゼルスに住む22人の数奇な連鎖的繋がりを持った関係性を『短編的(ショートカッツ)に』描いた作品。
ヴェネツィア国際映画祭にて金獅子賞を受賞しています。

①1つの街を俯瞰して見ているよう
②非日常的な大事は小事を駆逐する(事件・事故)
③この『普通の日常』を送る登場人物たちが全て繋がる事象

時折、何故か「ショート・カッツ」冒頭の少年のシーンを思い出す事があります。「あれ、これなんだっけ」「ああ、ショートカッツかぁ」と勝手に納得します。理由はおそらく、余りにも衝撃的な出来事のハズなのに劇中で淡々と過ぎて行く感じが引っ掛かっているのでしょう。年数の立った今でもこのプロローグを超えるインパクトを持った作品に出会ってないですね。ここから始まる偶然性・必然性、時には突発的な出来事が「ショート・カッツ」で描かれて、終幕近くにはこの町を覗き見た者全てに「極上のロング・ショット」だったんだと思わせてくれるでしょう。


ザ・プレイヤー

ザ・プレイヤー ザ・プレイヤー2
『昔見たよ編』です。1992年製作のアメリカ映画で監督はロバート・アルトマン。ハリウッドの裏側を描くお得意の群像劇。カンヌ国際映画祭・監督賞、ニューヨーク映画批評家協会賞・監督賞等を受賞している傑作です。
粗筋はティム・ロビンス演じる映画プロデューサーが受け取る1枚の手紙から巻き込まれる非日常的な出来事をハリウッドという特殊なコミュニティーを通して描いていく。

①豪華キャスト(ちら映り)
②映画の中にハリウッドの1部分がある
③「ザ・プレーヤー」はアイロニー

脚本は練り込まれており、極上のサスペンスとしても見応えあります。が、やはりそこはアルトマン、人間ドラマも秀逸で多くの得体の知れない「モノや人間」を呑み込んでしまう強大なハリウッドへの皮肉たっぷり。アルトマンはハリウッドに一言言いたかったんでしょうね、「一般人の感覚とズレてる社会を形成してるよ、でもそこが面白いんだよ」と。
プロフィール

てむてむ

Author:てむてむ
映画などを中心に浅い知識の多様な趣味、というより興味を持っています。間違った知識もあろうかと…。

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